ブレイク♬

このブログでは、基本釣り記事を簡潔に、写真も3枚まで、文章も3行までと決めて始めたのですが、どうにも収まらない書きたい事がありまして。。。と言ってもたいした事ではなのですが(笑

基本、アウトドアが好きな僕なのですが、ほんの少しだけど本を読んだりします。ジャンルは殆どが推理サスペンス系の娯楽小説なのですが、最近、釣行で山を歩く機会が多く山の空気だったり匂いだったり、野生動物だったり、興味を引くものがちょっと変わって来たりしていました。

特に、今季は熊を見る機会が多く、県内でも2回、子連れもありましたので4頭。岩手で2頭と合計6頭もの熊に遭遇しています。いづれも車の中から見ただけですので恐怖感はありませんでしたし、どちらかと言えば、そんな場面に出くわした事が驚きでもあり嬉しい事でもありました。僕は今まで20年近く釣りをしてきましたが、過去に熊を見た事は2回だけでしたので、今季は異常とも思える熊遭遇頻度で、興味が出て来たと、そんな所です。

前フリが長くなりましたが、そんな事で、熊と言えばマタギと言う発想から、以前、友人のブログで気になっていた本を読んでみようと思った訳なんですね。

まっ 2004年の作品なので知っている人にはイマサラって感じもしますが(笑
そう、その本は『邂逅の森』熊谷達也著

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いやぁ〜 この本を読み出したら止まらなくなっちゃって(笑

直木賞と山本周五郎賞をダブル受賞した小説って事で秀作なのは想像していましたが、これ程感銘を受けるとは思いませんでしたね。今まで僕は何を読んでいたんだろうと他の作品が霞む様な素晴らしい作品でした。昔、五木寛之の『青春の門』をワクワクしながら読んだ時の事を思い出させる程、僕の中でヒットしましたね♬

知らない人の為にストーリーを簡単に紹介しますと、秋田の貧しい小作農に生まれた主人公富治は、伝統のマタギを生業とて獣を狩る喜びを知るのですが、地主の一人娘と恋に落ち、村を追われてしまうんですね。その後、逃げるように鉱山で働くも、再びマタギとして生きる事になると言う筋書きなんですが、そのマタギとして描写される狩猟の様子や山の静けさ、恐さ、寒さが読んでるコチラ側をその場所に連れ込む様なリアル感が溜まらないんです。

それと、もう一つの魅力が富治を取り巻く人間模様。マタギ仲間に鉱山仲間、そして何より最初に恋にオチる文枝、そしてその後夫婦になるイクとの関係。もうこれは読んで頂いて是非味わって頂きたいですね。最後の巨大なヌシ熊との死闘も思わず息を呑む描写で引き込まれてしまいました。

僕が本を紹介するなんて事は滅多に無いので(笑

失われつつある日本の風土を克明に描いたとても感銘を受ける秀作でした♬
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by kom2002 | 2012-08-12 08:36 | ひとりごと | Comments(4)
Commented by noboru at 2012-08-12 10:06 x
仕事中は何時もラジオ聴きながら仕事してるけど、熊の目撃情報を週に一度は耳にします。。県北方面ばかりです!

家に帰って、妻の手を握りたい。。。
家だと・・・キャー触らないでェ~~~って間違いなく言われます。。。そしてその後、姫たちから攻撃されて僕は、自分の部屋に一人退散。。。毎度の事です・・・。涙(--;
Commented by kom2002 at 2012-08-12 11:10
noboruくん
うはは♬ 幸せそうで何よりです!!(^^)V
今日は釣りに行かず、娘と渓を見に行ってきます♬
Commented by dad1st at 2012-08-12 13:31
komさん、こんにちわ。
コレ、凄いですよね。自分も驚きました(ある意味、怖いです)。
ライトな小説ばかり読んでいると、たま-に、こういう重い作品が読みたくなります。
熊谷達也の世界は深いです。
あっ、ヲタ氏ブログも深いですよね-(ぶっちゃけ熊谷達也以上かも・・)。
2つ読んだ時点で、後日と退却しました(あまりにも深い・・失礼)。
Commented by kom2002 at 2012-08-12 21:46
dad1stさん
たしかこの本は dad1stさんの所でも紹介されてましたね♬
いやぁ〜 久々に重厚な良作に巡り逢いましたね!!(^^)V
今日、本屋に出かけて新たにこの作者の本を2冊購入してしまいました(笑 まっ 渓もアブが最盛期ですので、少し涼しくなるまで本を読みながら渓に行くタイミングを見計ろうかと思っています♬

あっ 本物のヲタは凄いっすよ〜♬
僕なんて、まだまだヒヨッコです(爆
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